ピアノの音おとがやんで
窓まどに人影ひとかげが映うつる
操あやつり人形にんぎょうのように
思おもわず来きてしまった
あなたの家いえ
幸福しあわせがカーテンを
揺ゆらしてゆく
アマン それだけなの
アマン あなたにとって
アマン 私わたしとのことは
アマン 遊あそびだったの

食器しょっきの触ふれ合あう音おとが
かすかに ここまで響ひびく
幼おさない子供こどもの笑顔えがおと
夕餉ゆうげの気配けはいする
あなたの家いえ
幸福しあわせが隅々すみずみに
溢あふれている
アマン それだけなの
アマン あなたにとって
アマン 私わたしとのことは
アマン 遊あそびだったの

震ふるえる指ゆびでベルに
そっと触ふれては また離はなす
心こころがくずれてしまう
来きては いけなかった
あなたの家いえ
幸福しあわせの幻まぼろしを
見みつめている
アマン それだけなの
アマン あなたにとって
アマン 私わたしとのことは
アマン 遊あそびだったの
アマン それだけなの
アマン あなたにとって
アマン 私わたしとのことは
アマン 遊あそびだったの