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あてもなく一人ひとり
さまよいあるつづけた
かすかな吐息といき
ただしろめて
うつわりゆく
季節きせつのそのはかなさに
理由わけもなく
なみだがこぼれた
いまあいしている…」
つづかなしみは
しろゆきわる
ずっとそら見上みあげてた
この身体からだえるまえ
いま ねがいがとどくのなら
もう一度いちど つよきしめて
わかえなくて
何度なんどもキズつけていた
そんなときでも
いつもやさしくて
ふいにわたされた
指輪ゆびわきざまれていた
ふたりの約束やくそく
かなわないままに
いまおぼえている…」
とおざかるおも
いつまでもまぶしすぎて
もっとそばたかった
もう二度にどえないけど
いつもそばささえてくれた
あなただけは
わらないでいて
最後さいごせた
なみだせなくて

このしろゆきたちと
一緒いっしょえてしまっても
あなたのこころなか
ずっといていたいから
りそってった
ぬくもりはわすれないでね
ちがだれかをあいしても
最後さいごいた
あなたのこえ
このまま ずっと
はなさないまま
ふかねむりに
ちたい
つづかなしみは
しろゆきわる
ずっとそら見上みあげてた
この身体からだえるまえ
いま ねがいがとどくのなら
もう一度いちど つよきしめて
「もう一度いちど
つよきしめて…」