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季節きせつはな
これほどうつくしいことに
としるまで
すこしもづかなかった
うつくしくいてゆくことが
どれほど
むずかしいかということさえ
づかなかった
もしも
もう一度いちどだけわかさを
くれるとわれても
おそらく わたし
そっとことわるだろう
わかの ときめきや
まよいを もう一度いちど
かえすなんて
それはもう
のぞむものではない
それが人生じんせい秘密ひみつ
それが人生じんせいおくもの
季節きせつはな
ひと生命いのちみじかさに
としるまで
すこしもづかなかった
ひとにくいさか
そしてきずつけて
いつかゆるあい
るのだろう
そして
言葉ことばらないとも
なってゆくのだろう
まよったぶんだけ
ふかいつくしみ
ならんですわってしず夕日ゆうひ
一緒いっしょながめてくれる
ともれば
ほかのぞむものはない
それが人生じんせい秘密ひみつ
それが人生じんせいおくもの

季節きせつはな
これほどうつくしいことに
としるまで
すこしもづかなかった
わたし人生じんせいはな
ってしまうころ
やっとはな
わたしこころいた
ならんですわってしず夕日ゆうひ
一緒いっしょながめてくれる
ともれば
ほかのぞむものはない
ならんですわってしず夕日ゆうひ
一緒いっしょながめてくれる
ともれば ほかになにも
のぞむものはない
ほかになにも
のぞむものはない
ほかになにも
のぞむものはない
それが人生じんせい秘密ひみつ
それが人生じんせいおくもの