(女)ひとつの花はなより ふたつの花はながいい
心こころの岸辺きしべに 寄より添そう春はるの花はなだから
(男)君きみに見みせたい 北十字星きたじゅうじせい
連つれて帰かえろか はまなすの里さと
(男)北きたの男おとこと
(女)南みなみのおんなが
(男女)鴎かもめみたいに翔とんで 翔とんで 翔とんで
(女)小舟こぶね
(男女)小舟こぶね
(女)みたいに
(男女)揺ゆれて 揺ゆれて

(男女)漂ただようままに 迷路めいろの街まちを 生いきましょか

(男)淋さみしい顔かおより 笑顔えがおのほうが好すき
涙なみだをかかえて 誰だれしも人ひとは生いきるけど
(女)瞼閉まぶたとじれば 南十字星ハイムルブシと
赤あかいディゴが やさしくそよぐ
(男)北きたのおとこと
(女)南みなみのおんなが
(男女)小犬こいぬみたいに駆かけて 駆かけて 駆かけて
(女)青あおい
(男)青あおい
(女)渚なぎさを
(男女)染そめて 染そめて
命いのちのままに ふたつの花はなに 咲さきましょか

(男女)ふたつの花はなに 咲さきましょか