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づけばなつかしい川原かわらてみたり
昨日きのうみたゆめつづ想像そうぞうしてたり

あの 少年しょうねんきみ大人おとなびてみえて
さよならもえずかさかくれた
すれちがいもしも… なんてことを
ときわす

あいだとかこいだなんてわりゆくものじゃなく
ただきみきそんなふうにずっとねおもってるような
あてのない おもかかえただひとかえるもの
めぐりあえた景色けしきをそっとえぬようにとどめてゆく

夕暮ゆうぐれのそらとかかぜにゆれる木々きぎ
見惚みとれるふりをしながら幾度いくど ごした

なるべくきずつけぬようきずつかぬように
せつなさも ほらねころせる
あいだと名付なづければそれがあいだといえる

なにかを もとめるとかかたちあるものじゃなく
ただきでいるそんなふうにいれたらいいなっておも
孤独こどく弱気よわきだとかしよせるよる わす
人恋ひとこいしさ ぬぐえるようなつよさなどてるでしょうか…

あいだとかこいだなんてわりゆくものじゃなく
ただきでいるそんなふうにずっとねおもっていれたら…
孤独こどく躊躇ためら弱気よわきしよせるよるわすいた
おもそっとれゆくまで今宵こよいまだをまかせて