あれはそう 三年前さんねんまえの凍こごえそうな雨あめの夜よる
街角まちかどで つま弾びくギター もの悲がなしい恋こいの歌うた
その歌うたに涙なみだぐんでたそれが なんだか愛いとしくて
アイツにただ笑わらってほしくて恋こいが始はじまった

寄より添そって二人ふたり 生いきていた
運命うんめいさえ 感かんじてた

季節きせつは変かわっても二人ふたりは 一緒いっしょだと信しんじてた

かえられへん
戻もどられへん
あの頃ころの二人ふたりに

あれほどオマエ愛あいしてた
大阪おおさかレイニーブルース

あれはそう 一年前いちねんまえのちょうど こんな雨あめの夜よる
アイツが消きえて遠とおい空そらへ行いっちまった夜よる
そしてまたこの街まちの何処どこかで聴きこえる あの歌うた
降ふり止やまぬ心こころの雨あめに残のこされたクロスひとつ

季節きせつは巡めぐり 命巡いのちめぐり
また会あえると 信しんじてる

そやけどこんな雨あめに独ひとりじゃ せつなくて歩あるけない
忘わすれられへん
離はなれられへん
アイツのぬくもり

壊こわれそうだよ 悲かなしみに
大阪おおさかレイニーブルース

動うごき始はじめた夜明よあけの街まち
それでも朝あさは やって来くる
この街まちで ずっと
せつなさ抱だいて

かえられへん
戻もどられへん
あの頃ころの二人ふたりに

あれほどオマエ愛あいしてた
大阪おおさかレイニーブルース

忘わすれられへん
離はなれられへん
アイツのぬくもり

壊こわれそうだよ悲かなしみに
大阪おおさかレイニーブルース