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なに場所ばしょだけれど ここにしかかないはながある
こころにくくりつけた荷物にもつしずかにろせる場所ばしょ
そらいろ うつした 瑠璃色るりいろうみ はるかからこえる
あなたのわらごえは よくけば なみおとでした

さみしさかくせずにいるなら 一人ひとりになればいい
ささやくほどのこえんでいるのは いつも おな名前なまえ

あのやさしかった場所ばしょいまでも かわらずに ぼくってくれていますか?
最後さいごまで笑顔えがお何度なんどかえとおざかる姿すがたくちびる めた
(笑顔えがおで)(り)
いまは こみげる 寂寞せきばくおもいに うるんだ世界せかいぬぐってくれる
指先ゆびさきっている

かげおしえてくれるのは そこにあるかなしみだけじゃない
うつむくかおげてかえれば そこにあるひかり気付きづくだろう

おなかず出会であいとわかれ でもれなくて
あまるほどのおもをいつまでも むねかせながら

雨上あめあがりのみち泥濘ぬかるむけれど いまここにきているあかしきざむよ
どうか このなみだを しおれかけのはなよろこびの彼方かなたでもう一度いちど けるように
(このなみだを)(こころに)
ねがいは海風うみかぜかれて大空おおぞらへ やがてちいさなにじをわたるよ
いつのか そのあし

ここにしかかないはな ここにしかかないかぜ
ここでしかけないうた ここでしかえないもの
ここにしかかないはな ここにしかかないかぜ

あのやさしかった場所ばしょいまでも かわらずに ぼくってくれていますか?
ふいにげる 寂寞せきばくおもいに うるんだ世界せかいぬぐってくれる
(こみげる)(おもいに)
雨上あめあがりのみち泥濘ぬかるむけれど いまここに きているあかしきざむよ
いつか このなみだ寂寞せきばくおもいも わすられそうな 時代じたい傷跡きずあと
(このなみだも)(おもいも)
燦然さんぜんかがやく あけもどろのなかかぜはこんで ほしにかわる
そんなっている