文字サイズ
よみがな
夜明よあけなどとおすぎるよるがあるのなら
どこまでもてしないあささがしたいから

ねむらせて どうかねむらせて
子供こどものように・・・

それはまぼろし それは陽炎かげろうだって
ねが微笑ほほえんでいて
ぼくは ここだと うしろにっていてほしい
あのひとかげ
人違ひとちがいだとって

はなやかなカーテンをめただけのよる
そよかぜ隙間すきまから午後ごご日差ひざつたえる

じて そっとじて
あなたのように・・・

なにてない なになくていいって
いとしくかみでて
ぼくは ここだと 部屋へやわたしむかえて
やさしくほほせて
一人ひとりでもきてゆくため

それはまぼろし それは陽炎かげろうだって
ねが微笑ほほえんでいて
なにてない きみなにていない
やさしくささやいていて
一人ひとりきり きてゆくから