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よみがな
ありふれた出来事できごと
こんなにもいとしくなってる

わずかな時間じかんでも
ただきみのそばにいたかった

あのなつしのぶように
粉雪こなゆきりる
まぬかねのように
きみごした日々ひびやさしくつつんでほしい

ぼく記憶きおくも いつか
とおそらかえってゆくのだろうか

過去かこからの便たよりのように
粉雪こなゆきりて
ガラスふゆあさ
こころめたおもきみとどけてほしい

どれくらいのなみだのこってるだろう
いましずかにじるだけで…

おもかたるように
粉雪こなゆきりる
かなしみにれぬように
微笑ほほえみやさぬように
はめぐり かえれば

たしかにきみがいたあのなつ
たしかにぼくがいた8月はちがつそらした