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みみますとかすかにこえるあめおと
おもいをつづろうとここにすわって言葉探ことばさがしている

かんがえていてつまずいてしたら元通もとどお
12時間経じゅうにじかんたってならべたもんはかみクズだった

きみつたえたくて うまくはいかなくて
つのもる感情かんじょうふくれてゆくだけ
すこともできずに

今僕いまぼくなかにある言葉ことばのカケラ
のどおくするどとがってさる
キレイじゃなくたって すこしずつだっていいんだ
このいたみをただかたちにするんだ

なにをしてもつづかない子供こどもころぼく
「これぞってモノ」ってかれてもこたえにこまっていた
そんなぼくにでもあたえられたものがあるとうんなら
まよまった自分自身じぶんじしんしんじていたいな

ぼくがいるこの場所ばしょすこ窮屈きゅうくつだけど
あいちた表情ひょうじょうでぬくもりあふれて
そしてきみこえがする

足元あしもとてたあがいたあと
もがいている自分じぶん全部僕ぜんぶぼくだから
かかえているおもいをひたすらにさけぶんだ
そのこえさききみがいるんだ

みみますとたしかにこえるぼくおと
そらんできもれていく

今僕いまぼくつむいでいく言葉ことばのカケラ
ひとつずつかさなってうたになる
キレイじゃなくたって すこしずつだっていいんだ
ひかり

このこえれるまでうたつづけて
きみかなしみなんからせればいい
ありのままのぼくきみとどけたいんだ
さがしていたものは、まえにあった