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よみがな
体中からだじゅう感覚かんかく悲鳴ひめいをうたい
「もうわりにしないか」と欲求よっきゅうする
あの懐憶かいおくいつしか淡白あわじろにご
視界しかいなか詩人しじんうた みにくゆが

雑踏ざっとうころがったねずみ死骸しがい
みきったで こうかたりかけた
「おまえはだれためきずう」
「おまえはなにゆえいている」

あぁ 我生われいくことの運命さだめ
この身酷みこくてるまで
あるけ やがてその足腐あしくさちようとも
さけべ そのいたいだつづ
すすめ。

あぁ このわりてたからだでもがくことが

あぁ 我生われいくことの運命さだめ
この身酷みこくてるまで
きずはやがてむねふかふかふか
ねむりにつくだろう
えろ そのいたえるまで
きだせ んだやみ

ぼくはまだあるいてゆける
きっとあるいてゆける