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だれでもないだれかの
ふるえるかた
きしめるために
ぼくらは今日きょう出会であ
きずわすれて
きてゆくのかな

れるたびキミが すことおくなるようで
言葉ことばにならないおもいを かべたそら

いくつものはるを ここで見上みあげながら
ちいさなこいつづっていた

つたえきれないものが
ぼく両手りょうて
あふれているのになぁ
さみしさをかくしてた
キミのなか
ぼくれたかな

話題わだい映画えいがたしかにけたけれど
リアルな『きずな』は まだらないままさ

どうやらたびは さらにつづくみたいだ
ぼくらのこころむすとどくように…

"いつかこわれてしまう"
ふるびた記憶きおくが そのむねおくおびえるたびに
不器用ぶきようなキスをする かざらないキミが
明日あすもまた躊躇ためらぼくささえてる

だれか」ではなくキミの
ふるえるこころ
きしめるために
ぼくらは あの日出会ひであ
きずさえれて
きてゆくのだろう

つたえきれないものが
ぼく両手りょうて
いまあふれていて
かなしみをつつ
華奢きゃしゃなその
にぎりしめている