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よみがな
あさもやめる河川敷かせんじき一人ひとり
ねむれずあるいてたゆめつづきみたいに

きみのぞむようなこのさきしあわせは
たぶんぼくじゃないと二人ふたりともわかっていた

おとくこぼれちてく砂時計すなどけいいまこわして
もう一度いちどこのうでなかぼくかんじたいきみぬくもりを

八月はちがつ青空あおぞら しのおく笑顔えがお
はみしたおもかぜまぎませて

途切とぎれた糸捜いとさが彷徨さまよいこんだよるには
ほかひとにいつもきみかさねてくらべてしまう

いまきみだれつめてどんなふう微笑ほほえむんだろう
二度にどとはかえれないきみむねきざんであるいてくよ

おとくこぼれちてく砂時計すなどけいいまこわして
もう一度いちどこのうでなかぼくかんじたいきみぬくもりを
ぬくもりを