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よみがな
わりかけたなつ
どこかかすような
せつないにおいはきみのこと
おもうには充分じゅうぶんすぎるから

日焼ひやけの指輪ゆびわあとがほら…

勿忘草わすれなぐさ夕風ゆうかぜ
まだ なまぬるい記憶運きおくはこ
花言葉はなことばはね 「わすれないで」 だと
おしえてくれたのはきみだよ

そらかんでいるのは
途切とぎ途切とぎれたくも
幾度いくどけてきた
季節きせつがまたっているよう

まだこんなにもあついのに
湿っけた花火はなび横目よこめにして
けていく セピアにめてく
ふかいきすればきゅんとするの

鮮明せんめいうつ日々ひび途中とちゅう
としてきたものはなに?
づかないくらい づけないくらいに
心高鳴こころたかなっていたんだ

もう勿忘草わすれなぐさ夕風ゆうかぜ
つぎ季節きせつはこんできた
あともうすこし もうすこしだけ
あたしのことをつつんでいてほしい