最後さいごの花火はなび 揺ゆれて落おちた
夕暮ゆうぐれ 帰かえり道みち
涙なみださっきから こらえてる
小ちいさく 肩寄かたよせ 歩あるいてる
なぐさめてくれた 最後さいごまで
わかるはずもないくせに でも
優やさしさを 忘わすれずに 生いきていこうね と
夏なつは終おわり 君きみのにおい
ソーダ水すいの泡あわに 溶とけた
また来年らいねん きっと逢あえるように
日ひに焼やけた わたしだけの 夏なつのヒーロー
風かぜが運はこんだ君きみの手紙てがみ 何度なんども読よみ返かえす
震ふるえてる文字もじの 向むこうから 想おもいは強つよく伝つたわるから
確たしかめていたい 何度なんどでも
引ひき返かえす事ことは 出来できないけど
大切たいせつに 毎日まいにちを 生いきていけるから
浮浪雲はぐれくもに 君きみの祈いのり
蝉時雨せみしぐれの 声こえに 消きえた
泥どろだらけで 手ても 繋つなげずにいた
いつも 強つよがりばかりの 夏なつのヒーロー
夏なつは終おわり 君きみのにおい
ソーダ水すいの泡あわに 溶とけた
また来年らいねん きっと逢あえるように
日ひに焼やけた わたしだけの 夏なつのヒーロー