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なつそら今日きょう青空あおぞらきみおもすからきらいだった

きみこえこえる みみをくすぐるひび
れてるきみなつおとまぎれて

かなしみの微笑ほほえみを よろこびのなみだ
そのひとひとつが ぼく宝物たからもの

あの日出会ひであって つめって ゆびれていとしさった
もとって こいちた なぐさって あいになった そんな日々ひびあと

なつほしはとてもまたたいて きみのはしゃぐ様子ようすうれしくて
もっときとつたえたかったけれど 言葉ことばにも出来できないまま
なつおとはとてもはかなくて きみおもすからせつなくて
きっといつかきみかなしみを すべ背負せおうそれがぼくゆめだった

あのころ...

きみひとみじて くちびるふるわせた
ずっとわすれないでと ったようがした

つきかおかくして やみふかさを
見上みあげたほしいま 人知ひとしれずにえた

ときはきっと ぼくなかしからきみをさらって
あのぬくもり あのやさしさ あのときめきかないで どうかかないで

夢中むちゅうけた二人ふたりのページから きみおもばかりあふ
そっとそっととびらければ あのあのときおなじで
なつそら今日きょう青空あおぞらきみおもすからきらいで
一人読ひとりよんだ最後さいごのページには 『精一杯生せいいっぱいいきたあかしようこいでした』

ぼくこいはずっとそのままで一人大人ひとりおとなになるのがさびしくて