何度叱なんどしかっても痛いたく叩たたいても
幼おさないウェンディの薄うすい文字もじ

かすれている文字もじ 誰だれも気付きづかない
幾度いくども消けされ なくなった

薄うすい氷こおりに小石滑こいしすべらせるように
ペンの先さきが撫なぜるだけさ

君きみは言いう 何なにか強つよく残のこさなくちゃ
いけない物ものが今いまの私わたしにあるとは Iアイ don'tドント knowノウ
思おもえないのよ

ウェンディは強情ごうじょうに羽はねのついたペン
ウェンディは慎重しんちょうにはばたかせて

ウェンディは小ちいさい物思ものおもう少女しょうじょ
ウェンディはいつもフリルのスカート

タイプ打うちされた童話どうわで暴あばれる
死神しにがみがウェンディを怖こわがらす

文字もじをどうして不吉ふきつに並ならべてしまう?
キスと好すきは真反対まはんたいさ

君きみは言いう 悲かなしい事ことは忘わすれなくちゃ
嬉うれしい事ことも明日あすになればなくなるのならば
忘わすれなくちゃね

ウェンディは強情ごうじょうに羽はねのついたペン
ウェンディは慎重しんちょうにはばたかせて

ウェンディは小ちいさい物思ものおもう少女しょうじょ
ウェンディはいつもフリルのスカート

ウェンディ君きみだって可愛かわいい指ゆびに
リングをはめる頃ころになったら
強つよい文字もじで