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まれそだったまちはいつも 生温なまぬるかぜいてた
はじめはいつも一人ひとり路地裏ろじうらからたんだ
だれなにめたとこで 正義せいぎ味方みかたはないし
ねぇ俺達本当おれたちほんとうなんつみもないかな?

あこがれたフリをして まぼろしにうなずいて “あいしてる”って 言葉ことばでごまかしてる

ねがいさもうくるしめないで この身体からだつめたいいたみがしばりつづけるよる
さけつづけても もうおまえここへもどらないだろう まったつきいてる

ときながれてわるまち俺達おれたちわらないと
あのしろつきいつかれるまではしった
手垢てあかのついたうそまみだれもが近道探ちかみちさが
むねえぐるこのみは なんつみもないかな?

さみしさが たがいをさぐるように “あいしてる”って きみだけをしんじたい

ねがいさもうくるしまないで よるやみやさしさがいたみにきみわらっていてよ
さけつづけても もうだれもここへもどらないなら せめて自分じぶんだまさないで
もうくるしまないで ながれてうしなうばかりの日々ひびわりをげて
あの日俺達ひおれたち笑顔えがお意味いみすこしずつ ながれてまち しろつきした