文字サイズ
よみがな
あれはもうぎた出来事できごと きみといたあの季節きせつ
わらばなしにはまだほどとおくって てられない宛名あてなのない手紙てがみ

どこからかもうふゆ足音あしおと いろめくまちのショーウィンドー
道行みちゆひとはなぜかよそよそしくて こごえるむね

モノクロの世界せかい いきうしなったまま

こいしくて こいしくて
きみんだ 綿雪舞わたゆきまそら
かえらないおも
しろもり こころなかけてゆく

いつまでもきみはなさないよと つよきしめたけど
そんなにしたら私苦わたしくるしいよって わらわれたね

たまプラーザゆきのバスにられ二人ふたり 何処どこへでもけるがしてた
ときながれをわすれてしまうほどに つめった

せつなくて せつなくて
追憶ついおく季節きせつもてあそんでみても
燦々さんさんそそ
あわひかりいま にじなみだかすんでる

傷付きずつけたくないとねがうことで きみ傷付きずつけてしまった
そのあやまちにむねまるよ 今更いまさら

こいしくて こいしくて
きみんだ 綿雪舞わたゆきまそら
かえらないおも永久とこしえふゆえて―――

こいしくて こいしいほど
しんえたあのあいうそじゃないっておもえる
いつのにか んだゆきそらてしなくひろがっていた
かえっちゃいけないんだね
きみのいないこのみち

きみのいないこのみち