あの頃ころの僕ぼくたちは 太陽たいようの下したをかけまわり
ふり向むくひまもないほどに 目めの前まえの風かぜを感かんじてた

親父おやじとやったキャッチボール ほめられるとただただうれしくて
太陽たいようのまぶしさに 目めをこらして見みた親父おやじの背中せなか

ボロボロになった 緑みどりのベースボールキャップ
大事だいじにしてた 軟式なんしきボールとグローブ、金属きんぞくバット
汗あせだくになって遊あそんだ 広場ひろばのやぶれた金かなアミ
今いまでも 心こころに しまってる

あの夏なつの日々ひびと 親父おやじの笑顔えがおが 僕ぼくを大おおきくしてくれた
あの夏なつの日々ひびと 親父おやじの笑顔えがおを 僕ぼくはずっと忘わすれない

あの頃ころの僕ぼくたちは 明日あしたへの不安ふあんも感かんじずに
ちっぽけな自分じぶんのその世界せかいを とにかく大おおきく感かんじてた

親父おやじと行いった夏なつの海うみ 砂浜すなはまの人々ひとびとが遠とおざかり
うち寄よせる高たかい波なみに しっかりとつかまった親父おやじの背中せなか

空気くうきが少すこし抜ぬけてた 2人ふたりのりのビニールボート
風かぜに飛とばされて コロがり続つづける誰だれかのビーチボール
水平線すいへいせんに すいこまれてく でっかい夕陽ゆうひ
今いまでも 心こころに しまってる

あの夏なつの日々ひびと 親父おやじの笑顔えがおが 僕ぼくを大おおきくしてくれた
あの夏なつの日々ひびと 親父おやじの笑顔えがおを 僕ぼくはずっと忘わすれない

あの夏なつの日々ひびと 親父おやじの笑顔えがおを 僕ぼくはずっと忘わすれない