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よみがな
まるきみかげ おおきなくもかげみこまれた
かくれたが またのぞくまで きみあるせないでいる

したぼくを ためらいがちにつめている
きみゆびれるまで ぼくもただくしていた

ぼくをつないだ もう見失みうしなわないように
りのまちなかで ひとつたしかなもの
こののぬくもりだけで ぼくあるせるんだよ

した足元あしもと夕立ゆうだちがそのはじまりをとした
いま しずくはねのけるように 景色けしきまでねつはじめたんだ

ぼくをつないで あめなかすよ
加速かそくするまちなかで まだえないものも
たがいがうつるなら ぼくうつせるはず

きみのそのむね鼓動こどうぼくむねのざわめきが
ひびいて ひびって おなじようにふるえあって
まるでおなじもののように シンクロするよ

ぼくをつないで あめなかすよ
そそつめたさも もうこわくはないんだよ
ぼくかさなりうから 二人ふたりで さぁこうよ