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よみがな
きなひとがいて
あいされたのなら
それはきっとしあわ
たいふく
いたいことえば
それもきっとしあわ

よるあさのあいだを
んでわたれば
この足音あしおとだけが
とおりにひびいて
まよいもえる

うたいたいうたがある
わたしにはえがきたい明日あしたがある
そのためになら
そのためになら
不幸ふこうになってもかまわない

いし階段かいだんびるかげジグザグ
のぼったあのころ
おさなゆめ綿飴わたあめのように
しぼんでしまったけれど

葉桜はざくらこうがわ
かおをあげると
なつくもえた
そんなはずないのに
たよ、たしかに

うたいたいうたがある
わたしにはえがきたい明日あしたがある
そのためになら
そのためになら
一人ひとり部屋へやこわくない

うたいたいうたがある
わたしにはえがきたい明日あしたがある
そのためになら
そのためになら
一人ひとりになっても

うたいたいうたがある
わたしにはつたえたいおもいがある
そのためになら
そのためになら
不幸ふこうになってもかまわない