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よみがな
まどたたあめ
記憶きおく辿たどりながら
真夜中溶まよなかとした
おも出綴でつづってみた

あのなつそら
赤茶あかちゃけたレールと枕木数まくらぎかぞ
けばいつも
ひとりじゃなくて

いつかぼくたちがそら色褪いろあせてしまうまえ
今宵詩こよいうたった日々ひび
たとえそれぞれのみち
つづくレールちがったとしても ぼくらあの日確ひたしかにたんだ
夏香なつかおそらした
少年しょうねん少年しょうねん

やがてければ
かぜもおさまるだろう
めたディスプレイには
ぎた日々ひびうつ

あるつかれた
ぼくてのひらはきっと
やがて辿たど
わかれのとき

だれらさずに 瞳見開ひとみみひらいた現実げんじつ
ぼくはなぜか理解出来りかいでき
だけどとき無情むじょう
なが季節きせつうばってゆく それでもぼくらあのなつ
けたそのままの
少年しょうねん

いまみみをすませば そこにあののままぼくらの
わら声聞ごえきこえるようで
いつかあののように
つづ畔道あぜみちまたあるけば えるようながするんだ
このうたこうがわ
少年しょうねん少年しょうねん