何なにも聞きかずにいてくれてありがとう
きみの腕うでの中逃なかにげ込こんで泣ないた
今いまにも崩くずれそうな脆もろい脆もろい心こころを
うまく息いきが出来できるように抱だきしめてくれた

涙なみだの理由わけを責せめたりせずに
さリ気げない温あたたかさで包つつんでくれた

小ちいさな光ひかりで明日あすを照てらして
まあるい 君きみの心こころにもっと触ふれたくなるよ

もっと笑わらいたいのに 優やさしくなりたいのに
かたくなな心こころがまた邪魔じゃまをする
立たち止どまったまま歩あるき出だせずにいた
広ひろい世界せかいと自分じぶんを比くらべてしまう

無理むりしなくていいよ きみのままでいいよ
飾かざらないことばで受うけ止とめてくれた

大おおきな影かげが光ひかりさえぎっても
いつでも ひとりじゃないこと教おしえてくれた

涙なみだのあとを今拭いまぬぐったら
新あたらしい風かぜが手てをひいてくれる

小ちいさな光ひかりで明日あすを照てらして
まあるい きみの心こころに触ふれて
大おおきな影かげが光ひかりさえぎっても
いつでも ひとりじゃないこと教おしえてくれた