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旧ふるい 縁よすがの 田地でんちを 蔑なみし
夜毎よごと 蕩つたよいて
善よがる 四人よたりと 昨夜よんべの 与太よたは
よもや 酔よい醒ざまし
集たかる 悪あくたれ 吹ふき込こむ 戯ざらけ
所詮しょせん 友擦ともずれと
我わがの 早瓜わさうり 和院わいんも 嗤わらう
童わっぱ 我賢われさがし
(田でん 田でん 田でん 耕たがやせ) 覆かえさぬ
(田でん 田でん 田でん 耕たがやせ) 悴せがれは
(田でん 田でん 田でん 耕たがやせ) 迷まよいね
(田でん 田でん 田でん 出直でなおせ)
とうと 余あまして 放はなした 先さきは
新あらの 曖昧屋あいまいや
熟田こなた 毀こわして 恋里こいざと 漕こぐは
黄金こがね 拵こさえる樹き
春はるを耕たがやし 枕まくらを画えがき
鶏唱けいしょうは嬌笑きょうしょう
当とうの 豚児とんじは 鶏冠とさかを 磨とぎて
取とるは 透頂香とんちんこう
(田でん 田でん 田でん 田返たかえせ) 返かえさぬ
(田でん 田でん 田でん 田返たかえせ) 輩やからは
(田でん 田でん 田でん 田返たかえせ) 早去はよいね
(田でん 田でん 田でん 手放てばなせ)
絶たえなば絶たえね 吾儕わなみの裔すえ
薬くすりも 卦けも 手ても 尽つきし 風かぜ
堕おちらば堕おちね 族やからの泥どろ
のさばりゃ 憂うき名なは 廻まわる
絶たえなば絶たえね 吾儕わなみの裔すえ
薬くすりも 卦けも 手ても 尽つきし 風かぜ
堕おちらば堕おちね 族やからの泥どろ
祖道そどうの 恩誼おんぎを 忘わすれて
のさばりゃ 己おのれは 要いらぬ
(田でん 田でん 田でん 田返たかえせ)
夜毎よごと 蕩つたよいて
善よがる 四人よたりと 昨夜よんべの 与太よたは
よもや 酔よい醒ざまし
集たかる 悪あくたれ 吹ふき込こむ 戯ざらけ
所詮しょせん 友擦ともずれと
我わがの 早瓜わさうり 和院わいんも 嗤わらう
童わっぱ 我賢われさがし
(田でん 田でん 田でん 耕たがやせ) 覆かえさぬ
(田でん 田でん 田でん 耕たがやせ) 悴せがれは
(田でん 田でん 田でん 耕たがやせ) 迷まよいね
(田でん 田でん 田でん 出直でなおせ)
とうと 余あまして 放はなした 先さきは
新あらの 曖昧屋あいまいや
熟田こなた 毀こわして 恋里こいざと 漕こぐは
黄金こがね 拵こさえる樹き
春はるを耕たがやし 枕まくらを画えがき
鶏唱けいしょうは嬌笑きょうしょう
当とうの 豚児とんじは 鶏冠とさかを 磨とぎて
取とるは 透頂香とんちんこう
(田でん 田でん 田でん 田返たかえせ) 返かえさぬ
(田でん 田でん 田でん 田返たかえせ) 輩やからは
(田でん 田でん 田でん 田返たかえせ) 早去はよいね
(田でん 田でん 田でん 手放てばなせ)
絶たえなば絶たえね 吾儕わなみの裔すえ
薬くすりも 卦けも 手ても 尽つきし 風かぜ
堕おちらば堕おちね 族やからの泥どろ
のさばりゃ 憂うき名なは 廻まわる
絶たえなば絶たえね 吾儕わなみの裔すえ
薬くすりも 卦けも 手ても 尽つきし 風かぜ
堕おちらば堕おちね 族やからの泥どろ
祖道そどうの 恩誼おんぎを 忘わすれて
のさばりゃ 己おのれは 要いらぬ
(田でん 田でん 田でん 田返たかえせ)