小ちいさな嘘うそで世界せかいが振ふり向むくのなら
嘘うそつきになろう
あなたに書かいた手紙てがみで泣ないてくれるなら
何万通なんまんつうも書かこう
ある事無ことない事書ことかこう
月灯つきあかりででも書かこう

乾かわいた砂漠さばくに凛りんと立たつ花はなは
枯からさないでと叫さけぶの
"Waterウォーター, Waterウォーター meミー!"
傷きずも痛いたみも癒いえてゆくのなら ずぶ濡ぬれでいいと
だから"Waterウォーター meミー!"

なぜだろう なぜこんなにも愛あいする気持きもちが
時ときには過あやまちで
時ときには醜みにくくて
時ときには情なさけなくて

白しろい煙けむりに咳せき込こんだ花はなは
私わたしを見みてと叫さけぶの
"Waterウォーター, Waterウォーター meミー!"
それで全すべてがきれいになるなら一滴ひとしずくだけでいい
だから"Waterウォーター meミー!"

誰だれしも自由じゆうに飢うえていた模範もはんなどない教室きょうしつの隅すみ
あきらめ顔がおで泣ないていた友ともよ 微笑ほほえんで
この水みずをあげよう
このペンをあげよう
一ひとつの本当ほんとうをあげよう