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蛍火ほたるびそらしたえないきみおうとした
むきだしのぼくのヒカリ "きみ一部いちぶになろう"

するり なまぬるいかぜなつわりをげる
カランコロン らしてかうは おものあの場所ばしょ
ずっとむねにふたをしてれぬようにしていた
きみのまぶしい面影おもかげがまぶたに黄泉よみがえる

まった浴衣ゆかたにまとって
今夜こんやだけでもそのにうつりたい

蛍火ほたるびそらしたえないきみおうとした
もう一度戻いちどもどれるなら あのころ笑顔えがお
やさしくきしめて

二人並ふたりならんでしゃがんだ 線香花火せんこうはなびって
すぐにえてしまうから ちゃんとつめていた

ひとはどうしてわすれてしまうのかな?
あいしたこともあいされたことさえも

蛍火ほたるびそらしたえないきみおうとした
むきだしのぼくのヒカリ よるやみえた
"きみ一部いちぶになろう"

あんなにきになったのは いま特別とくべつきみだから
この先違さきちがだれかと出逢であって あいしてく意味いみをまたおぼえていっても

おもぽろぽろ つたなみだになってながれてくる
もどらないとき背負せおひときてゆくよ

蛍火ほたるびそらしたえないきみおうとした
もう二度にどかない あのころ笑顔えがお
このきしめて