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夕暮ゆうぐれのまちで いつも一緒いっしょいたりわらったり
ときごした あの公園こうえんのベンチ
人目ひとめぬすすこいそいで
あどけないけどやさしいキスをしたね

別々べつべつみちすすおもになった
はしゃいだ 日々ひびが ふとなつかしい
退屈たいくつ授業時間じゅぎょうじかん途中とちゅうじればきみ笑顔えがおこいしくて…

きみがいた つめうこともできない二人ふたり
そっとつなってわらった
おなみちおな季節きせつ いま一人確ひとりたしかめるようにあるいてる

かえされる毎日まいにちなか きみへのおもいはもう
えてなくなったとおもっていたけど
教科書きょうかしょのこきみ落書らくが
つけても すのをためらう あたしがいる

きみたびわらいかけようと
高鳴たかなむねおさえてすすむけど いつも
すれちがとき うつむいちゃうから
かえって きみ背中見せなかみつめていた…

きみといた ひかかがやいていた時間じかん
ずっと二人ふたり道重みちかさあるいてた
わかれみちあゆはじめた きみがつくったかぜがクローバーらしてた

わかれは、すべて“0ゼロ”になる』とおそれてたけど
それは間違まちがいなんだと 気付きづかせてくれたのは、きみ

きみとまた わらはなせるまでには
すこ時間じかんかりそうだけれど
きになったこと、サヨナラだって もう後悔こうかいしたりはしないから

つなあるいてたみちかすかにかお
みどりうえ 寝転ねころ空見そらみあげ
まぶしい太陽たいようをかざし、そっと“きみがいた”ぬくもりをおも
れるクローバーのようにわらっている