雨上あめあがりの虹にじを待まってる 少年しょうねんに出会であったんだ
傘かさもささずに水遊みずあそび 七ななつの絵えの具ぐを混まぜていた

空そらを見みて ちよっと不安ふあんそうに聞きくんだ
「止やまない雨あめなんてないんでしょ?」

七色なないろに描えがいた 世界せかいの輪郭りんかくが太陽たいようを背せに
今いまでも僕ぼくらを照てらしてくれてるって そんな気きがしたんだ

午後ごごになって雨上あめあがって 少年しょうねんは消きえていた
残のこされた水溜みずたまり 虹色にじいろに光ひかって眩まぶしかった

照てらされた アスファルトの匂におい
思おもい出だした 君きみと歩あるいた日々ひびを

あれから僕ぼくらは 少すこしは大人おとなになれたかな
教科書きょうかしょの裏うら はみ出だした落書らくがきの続つづきを描えがこう

雨あめのち晴はれだって お決きまり単純明快たんじゅんめいかいこの言葉ことば
今更いまさらだけど 暖あたたかくて優やさしくって頑張がんばろうって思おもった

七色なないろに描えがいた 世界せかいの輪郭りんかくが太陽たいようを背せに
止やまない雨あめなんてないんだって
虹色にじいろに輝かがやいてたんだ