- 文字サイズ
- よみがな
見慣みなれない服ふくを着きた
君きみが今いま 出でて行いった
髪型かみがたを整ととのえ
テーブルの上うえも そのままに
ひとつのこらず君きみを
悲かなしませないものを
君きみの世界せかいのすべてに すればいい
そして僕ぼくは 途方とほうに暮くれる
ふざけあったあのリムジン
遠とおくなる 君きみの手てで
やさしくなれずに 離はなれられずに
思おもいが残のこる
もうすぐ雨あめのハイウェイ
輝かがやいた季節きせつは
君きみの瞳ひとみに何なにを うつすのか
そして僕ぼくは 途方とほうに暮くれる
あの頃ころの君きみの笑顔えがおで この部屋へやは
みたされていく
窓まどを曇くもらせたのは なぜ
君きみの選えらんだことだから
きっと 大丈夫だいじょうぶさ
君きみが心こころに決きめたことだから
そして僕ぼくは 途方とほうに暮くれる
見慣みなれない服ふくを着きた
君きみが今いま 出でて行いった