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よみがな
溜息ためいき めてくこの部屋へや
あなたのぬくもりつからない

のぼりだす かべにもたれたままで
記憶きおくをたどった ひびわた靴音くつおといまは…

ねがい もう一度いちど うそだとって
もしも ゆめならば ずっとさせて
してゆく あなた、そのかおりがさみしい

あなたとごした季節達きせつたち
セピアはいろづきかがやいた

のぼるまで ささやきあったよる
かみをなでるが あまりにあたたかくて

記憶きおく まきもどかなわなくても
そばかなでてよ えないように
はだのこった感触かんしょくいまでは…かなしい

二度にどたされず ねむ約束やくそく
きっと永遠えいえんもあるとしんじた…
つよがるセリフ 最後さいごまで邪魔じゃまして
いまさらなみだ なが

あなたのライターと がらわたし
いま部屋へやすみ りのまま
てられないのなら かぎをかけて
かえ場所ばしょなど もうまぼろしでいい

ねがい もう一度いちど うそだとって
もしも ゆめならば ずっとさせて

とお微笑ほほえんで 名前叫なまえさけんで
ちかきしめた ねむれずいまも…
あなたがいない それだけでこんなにも

いつか「さよなら」ととびらめて
一人目覚ひとりめざめるの「なみだ過去かこ」と
ふかあいした 昨日きのうはまだすこいたむけれど
途切とぎれたままの そのやさしさは…もういらない
ゆめからめて…