泣ないて帰かえったあの日ひ
誰だれにも言いえず うつむく
赤あかく腫はれた目め 何なにも 聞きかず いつもの「おかえり。」
不器用ぶきように強つよがった 私わたしに微笑ほほえみ 包つつみ込こむ 優やさしさ

言葉ことばに出来できず 過すぎてく時間じかん
いつも胸むねに つかえては
「ごめんね」が ずっと言いえなかった
今いまなら きっと…

いつも遊あそんだ公園こうえん 小ちいさくなったブランコ
ママと遊あそぶ少女しょうじょが あの日ひと重かさなり滲にじむ
夕日ゆうひが照てらし出だした 家いえまでの道みちを
手てを繋つなぎ歩あるいた…

いつからか 肩かたを並ならべ歩あるく
語かたり合あう 未来あすの話はなし
苛立いらだちぶつけた日々ひびも思おもい出で
素直すなおに 想おもう…

あなたがくれたその愛あいに
1いちミリも 満みたないけど
この手てを握にぎり いつか約束やくそくした
そこにあなたがいるから

言葉ことばに出来できず 過すぎてく時間じかん
いつも胸むねに つかえては
「ごめんね」がずっと言いえなかった
今いまなら きっと…

いつまでも ぬくもり絶たやさずに
抱だきしめる 強つよい絆きずな
あなたの言葉ことばが 勇気ゆうきに変かわり
歩あるき始はじめる

今いまは…ありがとう