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茜色あかねいろした だまりのなか 無口むくちかぜが ふたりをつつ
歩幅合ほはばあわせて ある坂道さかみち いつもあたしは いかけるだけ

つまずいたり ころんで いてみたり けっして うまく きれる あたしじゃないけど
あなたがほら あたしの くから こわがる こころつよくね なれるよ

だから

いて わらって つないだこのかさねた言葉ことばけない 約束やくそく
あなたに 出逢であえた あかねそらに ほら あのと おなじことを ねがうよ

ときはいつでも 葉散はちるように らぬを すりけていく

ひとつひとつ 季節きせつぎていくけど あと いくつの おもいを つたえられるだろう
ありふれていた 日々ひびさえ もどせはしない この毎日まいにち一瞬いっしゅんいとしく おもうの

だから

なみだ笑顔えがおも つないだこの幾重いくえ写真しゃしんけない おも
あなたに 出逢であえた あかねそらに ほら あのと おなじことを ちかうよ

やがて「わかれ」がおとずれても ふたり すべてを めていく
出逢であった場所ばしょ」も「いまいる場所ばしょ」も 永遠とわこころつながっている
ほら かえれば 足跡あしあとつづくよ

だから

いて わらって つないだこの最後さいご瞬間ときまで はなしはしないで
このみちさきを またふたりで
あるいていこう… あるいていこう…

だから

いて わらって つないだこのは すべての言葉ことばけない 約束やくそく
あなたと 出逢であえた あかねそらに ほら あのと おなじことを ねがうよ