降ふり出だした雨あめとアスファルトが湿しめる匂においと
ヘッドフォンの奥おくに映うつる君きみとの思おもい出でと
君きみの大好だいすきな温あたたかい色いろの電球でんきゅうも
パタパタパタパタ鳴なり響ひびく君きみのスリッパも

ありふれた場所ばしょや ああ ありふれた言葉ことば 魔法まほうが解とけたようだ

君きみに会あえないなんて 君きみに会あえないなんて 季節きせつは街まちを横切よこぎった
君きみに会あえないなんて 君きみに会あえないなんて 季節きせつは僕ぼくを横切よこぎった

わざと傾かたむいた得意とくいげな陶器とうきのカップと
二人ふたりで行いったあの日ひの色褪いろあせたフライヤーも
初はじめて一緒いっしょに撮とった変へんな顔かおの写真しゃしんも
まだまだまだまだ増ふえると思おもったアルバムも

大好だいすきな場所ばしょや ああ 大好だいすきな言葉ことば 魔法まほうが解とけたようだ

君きみは笑わらってますか? 君きみは笑わらってますか? この空そらの下したどこかで
君きみは笑わらってますか? 君きみは笑わらってますか? この雨あめの中なかどこかで