今いまやっと
首くびに手てを掛かけ
やさしい話はなし
手繰たぐろうと

そう あれは
週末しゅうまつの鐘かね
鳴ならせ どうせ
聞きこえない

あなたが
あきらめた海うみには
そっと 星ほしが降ふって
私わたしが呼よぶ雨あめに
濡ぬれても

まだ 歌うたってるよ

あぁ 会あいたいな
あぁ 本当ほんとうだよ
あぁ 届とどくかな
あぁ キスを込こめて

立たち入いるな
風かぜの住すむ丘おか
虹にじに架かけた
無理むりな乞こい

この空そらに
犇ひしめく罪つみを
鳴ならせ 落おとせ
穴あなだらけ

例たとえば
その手てを振ふり招まねき
側そばに居いてほしいと
それでも
大丈夫だいじょうぶだなんて

くり返かえすだけで

あぁ 会あいたいな
あぁ 本当ほんとうだよ
あぁ 届とどくかな
あぁ キスを込こめて

あぁ 薙なぎ倒たおし
あぁ 踏ふみつけて
あぁ 楽園らくえんに
あぁ キスを込こめて