真昼まひるの月つきのような
せつない瞳ひとみのあなたに抱だかれてた
雫しずくになった風かぜが吹ふいて
眠ねむりの海うみに墜おちてゆく

戻もどれないほどの 媚薬びやくと知しっても 愛あいさずにいられなくて
この瞬間しゅんかんのため僕ぼくは 確たしかに そう 生いかされる

ひとつに溶とけ合あえるまで
あなたときっと離はなれないよ
月つきが色いろを変かえ 泡沫うたかたにすべてが消きえ去さっても

会あえない時間じかんに
甘あまいあの記憶きおく 何度なんども巡めぐるから
この身体からだにあなたは住すんで
僕ぼくの孤独こどくを包つつんでく

夢ゆめかもしれない どうでもいいよ この世界せかいがあるだけで
傷跡きずあとさえ愛いとしくて 深ふかみに もう 行いきたがる

悲かなしみが終おわる日ひまで
あなたときっと離はなれないよ
花はなが朽くち果はてて 永遠えいえんなどどこにもなくても

ひとつに溶とけ合あえるまで
あなたときっと離はなれないよ
月つきが色いろを変かえ 泡沫うたかたにすべてが消きえ去さっても
悲かなしみが終おわる日ひまで
あなたときっと離はなれないよ
花はなが朽くち果はてて
永遠えいえんなどどこにもなくても