不思議ふしぎな感かんじやな こんなに辛つらいのに
なぜか空腹くうふくを悟さとり いつもの道みちを辿たどる
涙なみだも枯かれ果はてて いつかは眠ねむる
遠とおいあの冬ふゆの日ひの 景色けしきにいる

風かぜがくたびれ落おちた アスベストの谷たにを行いく
星ほしがちらばりながら いのちの数かずになる
汚よごれたままにした 両手りょうては探さがす
空そらにいつかの夢ゆめを かさねている

見上みあげればそこに 蒼あおい海うみがある 自由じゆうな道みちがある
無限むげんに詩うたを書かき込こめる

連絡船れんらくせんの上うえは 人ひとであふれてる
桟橋さんばしの垂たれ幕まくに ウェルカムの赤あかい文字もじ
ありがとう あたらしい 笑顔えがおの為ために
空そらはすべてのものを つなげている

乱暴らんぼうに詰つめ込こんだ 車くるまに揺ゆられて
悲かなしみにむせながら 赤道せきどうの町まちを行いく
検問けんもんをくぐり抜ぬけて 誰彼だれかれともなく
唄うたに託たくした夢ゆめが 車内しゃないに響ひびく

国境こっきょうは遠とおざかる 孤独こどくがのしかかる
どのぐらい来きたのだろう 難民なんみんキャンプから
みんなの願ねがいなら この胸むねの中なかにある
遠とおい砂すなにまみれた 景色けしきにいる

見上みあげればそこに 誰だれもいない蒼あおい海うみがある 自由じゆうな道みちがある
無限むげんにそこに詩うたを書かき込こめる

連絡船れんらくせんの上うえは 人ひとであふれてる
桟橋さんばしの垂たれ幕まくに ウェルカムの赤あかい文字もじ
ありがとう あたらしい 笑顔えがおの為ために
空そらはすべてのものを つなげている
空そらはすべてのものを つないでいる
この空そらはあの空そらにつながっている