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よみがな
かなしみはいつも
すこいたまど隙間すきまをくぐりけてくる
おだやかなひかりらされた
横顔よこがお奇麗きれいだね

ったそらかげはじめてかぜはこ
まどけて見渡みわたしていたあわいオレンジいろ

よるはならされていた
ときはうつろいいろえて
どれほど僕達ぼくらつなぎとめていても
このをこぼれちて

あれからどれほどときぎたのだろう
そのおくにはいまでもるがないように
あの情景じょうけい
かがやいているだろうか

しんえる気持きもちとおはなれていても
きみおもいはかぜはこんでれてくるから

よるはなつぼみのままで
しろはなかせるために
ただ一人ひとりきりでよるつづける
どれだけ孤独こどくおそっても

いつかかならりゆくはずのはな可憐かれん
くずれそうな夜空よぞらかい蕾開つぼみひらいて

よるはならされていた
ときはうつろいいろえて
どれほど僕達ぼくらつなぎとめていても
このにゆらりと

かえすように
時代ときうつ
だからいま僕達ぼくたち
わすれられない情景じょうけい