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悲かなしみはいつも
少すこし開あいた窓まどの隙間すきまをくぐり抜ぬけてくる
穏おだやかな陽ひの光ひかりに照てらされた
横顔よこがおが奇麗きれいだね
澄すみ切きった空そらは翳かげり始はじめて風かぜを運はこぶ
窓まどを開あけて見渡みわたしていた淡あわいオレンジ色いろ
夜よるに咲さく花はなが照てらされていた
時ときはうつろい色いろを変かえて
どれほど僕達ぼくらが繋つなぎとめていても
この手てをこぼれ落おちて行いく
あれからどれほど時ときが過すぎたのだろう
その瞳めの奥おくには今いまでも揺ゆるがないように
あの日ひの情景じょうけいは
輝かがやいているだろうか
信しんじ合あえる気持きもちは遠とおく離はなれていても
君きみの想おもいは風かぜが運はこんで連つれてくるから
夜よるに咲さく花はなは蕾つぼみのままで
白しろい花はなを咲さかせるために
ただ一人ひとりきりで夜よるを待まち続つづける
どれだけ孤独こどくが襲おそっても
いつか必かならず散ちりゆくはずの花はなは可憐かれんに
崩くずれそうな夜空よぞらに向むかい蕾開つぼみひらいて
夜よるに咲さく花はなが照てらされていた
時ときはうつろい色いろを変かえて
どれほど僕達ぼくらが繋つなぎとめていても
この手てにゆらりと散ちり逝いく
繰くり返かえすように
時代ときは移うつり往ゆく
だから今いま、僕達ぼくたちに
忘わすれられない情景じょうけいを
少すこし開あいた窓まどの隙間すきまをくぐり抜ぬけてくる
穏おだやかな陽ひの光ひかりに照てらされた
横顔よこがおが奇麗きれいだね
澄すみ切きった空そらは翳かげり始はじめて風かぜを運はこぶ
窓まどを開あけて見渡みわたしていた淡あわいオレンジ色いろ
夜よるに咲さく花はなが照てらされていた
時ときはうつろい色いろを変かえて
どれほど僕達ぼくらが繋つなぎとめていても
この手てをこぼれ落おちて行いく
あれからどれほど時ときが過すぎたのだろう
その瞳めの奥おくには今いまでも揺ゆるがないように
あの日ひの情景じょうけいは
輝かがやいているだろうか
信しんじ合あえる気持きもちは遠とおく離はなれていても
君きみの想おもいは風かぜが運はこんで連つれてくるから
夜よるに咲さく花はなは蕾つぼみのままで
白しろい花はなを咲さかせるために
ただ一人ひとりきりで夜よるを待まち続つづける
どれだけ孤独こどくが襲おそっても
いつか必かならず散ちりゆくはずの花はなは可憐かれんに
崩くずれそうな夜空よぞらに向むかい蕾開つぼみひらいて
夜よるに咲さく花はなが照てらされていた
時ときはうつろい色いろを変かえて
どれほど僕達ぼくらが繋つなぎとめていても
この手てにゆらりと散ちり逝いく
繰くり返かえすように
時代ときは移うつり往ゆく
だから今いま、僕達ぼくたちに
忘わすれられない情景じょうけいを