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はなったドア 一人ひとりきりのよる
さぐいきらしはしった
かすんだ月明りムーンライト 足音響あしおとひびかせて
いくつものかげとしてはえる

このままこたえがえなくなってしまったら
つないだものさえこのうでをすりける
波紋はもんひろげた一滴ひとしずくこえらす
しんじるおもいが暗闇くらやみ色彩いろをつける

日々ひびはただぎて せつなさをまと
えが未来みらいえてける
きらめきらめ瞬間ときはかなさを
ひろあつめたかがやきをさないで

かすんでいた景色けしきはいつしか
がりひろがる まえ

あおれば ひくからみついた
灰色はいいろくもがさえぎるそら
おかえてくだりきるころには
きっとまた寒々さむざむれるだろう

荒野こうやけるどろにまみれたこのこころ
いくつも苦難くなんえてここにある
何度なんどころんで それでもはなさないでいて
気付きづけばいつしかこのそらしらはじめる

日々ひびはただぎて せつなさをまと
えが未来みらいえてける
きらめきらめ瞬間ときはかなさを
ひろあつめたかがやきをさないで

かすんでいた景色けしきはいつしか
がりひろがる まえ