ねえ、もしも
ふと、あなたが
何なにかにつまづいた時とき
そばにいて支ささえられる
やわらかな花はなになろう

長ながい坂道さかみちの途中とちゅう
立たちどまることもある
そんな時ときには
背中せなかをおす追おい風かぜになる

あの花はなのように
きびしい冬ふゆこえ
やがて春はるに花咲はなさかそう
あの風かぜのように
あなたをつつんで
未来あすへ続つづく坂さかをこえよう

ねえ、きっと
あなたのその涙なみだは
そう、いつの日ひか
大地だいちに降ふる雨あめとなり
やがて花開はなひらくでしょう

はるかな旅路たびじの途中とちゅう
夢ゆめやぶれる日ひもある
そんな時ときには
そっと肩抱かただく陽ひだまりになる

あの花はなのように
悲かなしみ乗のりこえ
笑わらって咲さく花はなになろう
あの風かぜのように
あなたをつつんで
終おわらない夢探ゆめさがしに行いこう

あの花はなのように
きびしい冬ふゆこえ
やがて春はるに花咲はなさかそう
あの風かぜのように
あなたをつつんで
未来あすへ続つづく坂さかをこえよう