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真白まっしろときかぜにさらわれて
あたらしい季節きせつはこ

いろづきはじめたまち
気付きづけばおくれたみたい
じたぼくふゆつめたさを
いまでもあたたかくかんじている

雪原せつげん大地だいち
二人ふたりきりの吐息といき
つないだ指先ゆびさき
大切たいせつ気持きもちをおぼえたよ

けだす世界せかい心奪こころうばわれて
無邪気むじゃきひとみれる
そそゆきやさしく笑顔包えがおつつむから
ぼく永遠えいえんねがった

彼女かのじょつめていた
窓辺まどべかれたガラス細工ざいく
透明とうめいゆき結晶けっしょうかがやきを
おもわせてはせつなくかさねる

こころ螺旋らせんより彷徨さまよつづけるぼく
あやまちは突然目とつぜんめまえふさいであざわら

真白まっしろときかぜにさらわれて
あたらしい季節きせつはこ
いまむねもるおもながめては
えないためいきかべた

そびえ空囲そらかこまれて
ふるえるかたいやせない
こごえるくもおおわれて
らんかおえる太陽たいよう

真白まっしろとききみはさらわれて
おだやかな日差ひざしのなか
ぼくくした面影おもかげさがしてしまうけど
はるおとずれをってる

そびえ空囲そらかこまれて
らんかおえる太陽たいよう