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はなさくら きみうつくはる木漏こも きみ微笑ほほえ
ふゆわり ゆきけて きみこころはる

まどをたたくつよあめはまだつづくと ラジオからながれるこえつたえています
電話でんわからこえたこえいていました わすれたはずのなつかしいこえでした

きみはまた もう一度いちど あのころもどりたいのでしょうか
はるつ つぼみのように ぼくいま まよっています

はなさくら きみうつくはる木漏こも きみ微笑ほほえ
ふゆわり ゆきけて きみこころはる

わらぬまち景色けしきおしえるのは ひとつだけここにりないものでした
「いつもの場所ばしょ」とめていたえきまえ うごこころぼくいそがせます

ぼくはまた もう一度いちど きみにぎりたいのでしょうか
はるく かすみのように ぼくいま らいでいます

はなかおきみはうるわし 水面みなもかぶ ひかりおど
かぜさわまちいろめく ぼくこころはる戸惑とまど

はるはまた もう一度いちど このはなかせたいのでしょうか
ぼくきみかさが あのえきひらいています

はなさくら きみうつくはる木漏こも きみ微笑ほほえ
ときえる はる吐息といき 二人ふたりときはるかさなる

はなさくら きみうつくはる木漏こも きみ微笑ほほえ
ふゆわり ゆきけて ぼくこころはる