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よみがな
アスファルトからえていたのぞんで
きみ毎朝出まいあさでかけるまえにはこえをかけていた

なにかにわれるように毎日まいにち中探なかさがした

きみぼくをつないでいたちいさなことひとつひとつ
そのすべてがれないようにそっと 大事だいじそだててた

出会であわなければこんなおもいもしなかった」と
きみ電話でんわなみだをためてだまんでいた

こわれそうなときはいつもきみのところへはしってた

どんなときはなさずにいたきみつけたちいさな
このぬくもりがぼくには必要ひつようだと そっとにぎった

あの日見ひみつけたちいさなのひとつひとつが
あさあきらめかけてた二人ふたりつつんだ

あめたれてもかぜかれてもきみとつないだなかには
これからさきちいさなしあわせも そっとあふれていた