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そのむかし恋人こいびとは
一粒ひとつぶの種たねをまき
僕ぼくにこう言いいました
木きが育そだち、その枝えだに
花はなが咲さいたら、そのそばに
家いえを建たてて暮くらそうと
そのむかし恋人こいびとは
一粒ひとつぶの種たねをまき
僕ぼくにこう言いいました
花はなが咲さき、その花はなが
実みを結むすんだら、それを摘つみ
私わたしを迎むかえに来きてくれと
月つきが欠かけ、また満みちて
種たねは木きになりました
春はるが来きて、花はなが咲さき
やがて実みをつけました
枝えだいちめんつけました
一粒ひとつぶの種たねをまき
僕ぼくにこう言いいました
木きが育そだち、その枝えだに
花はなが咲さいたら、そのそばに
家いえを建たてて暮くらそうと
そのむかし恋人こいびとは
一粒ひとつぶの種たねをまき
僕ぼくにこう言いいました
花はなが咲さき、その花はなが
実みを結むすんだら、それを摘つみ
私わたしを迎むかえに来きてくれと
月つきが欠かけ、また満みちて
種たねは木きになりました
春はるが来きて、花はなが咲さき
やがて実みをつけました
枝えだいちめんつけました