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さかえると
このまち えなくなる
あのひとはまだ
わたし背中せなか見送みおくっている

れるほど
無邪気むじゃき大人おとなならば
かせたりしないのに

花霞はながすみ いまつたえて
わたしこころ
心配しんぱいないとつたえて
あいするひと

おさな日々ひび
かれて見上みあげた
この並木道なみきみち
ねがいよ いまみだれて

花霞はながすみ ねえまもって
あのひと昨日きのう
いつからだろう
そのしていた

花霞はながすみ ねえまもって
あのひと明日あした
つよがりなとこ
二人ふたりおんなじだから

わたたびそら
この先待さきま日々描ひびえがいた
それなのに それなのに
くるしくなるのはなぜ?

花霞はながすみ いまゆるして
わたしうそ
大人おとなになんかなれない
なりたくもないの

さくら季節きせつ
またやってきて
わたしこころ つたえて
あいするひと
あいするひと