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いま ほこ桃色想ももいろおも
今年ことしもまたはるにおいのなか
こころめた 夢見月ゆめみづき
いま二人ふたり いられたなら

花占はなうらないし放題ほうだい 無邪気むじゃきわらきみがいつも
なんてそれはあのまでで 突然とつぜん 君一人きみひとり ほしになった

記憶喪失きおくそうしつでも わすれられぬ おも 約束やくそく のこしたままで

いま ほこ桃色想ももいろおも
今年ことしもまたはるにおいのなか
こころめた 夢見月ゆめみづき
いま二人ふたり いられたなら

花見時はなみどき にぎわえる さくらながめてきみはいつも
わたしなら ひそやかに 一人ひとりのためだけにいていたい…」

記憶喪失きおくそうしつでも わすれられぬ
あの言葉ことばよみがえ
それなら いまなら 一人咲ひとりさいている
きみってる 一人ひとりためいている

いま はしきみへのおも
ふたたえるかのようにさがした
おろかなおもわらとき
うつった 桃色ももいろ

一度いちどでいいからせたかったな
こんなにみだれるさくら
一人見上ひとりみあげて いるはずない
きみ二人ふたり はなしている
きみいまこころにいる