目白通めじろどおりをゆけば君きみの家うちはもーすぐさ
朝焼あさやけの道みちを急いそぐ胸焼むねやけの僕ぼくがゆく
チンチン電車でんしゃが走はしる 通とおりをすり抜ぬけて
方向音痴ほうこうおんちの犬いぬが風かぜに巻まかれて腕うでまくり

通とおりに面めんした部屋へやの窓まどから
君きみが大おおきく手てを振ふっているはずさ

目白通めじろどおり抜ぬけてくいつも通どおりの道みちには
花咲はなさき誇ほこる街並まちなみが空そらの下したでひざまくら

いつも通どおりの道みちは朝あさの光ひかりのなかで
前日ぜんじつの体温たいおんを真まっ白しろく吐はき出だしてる
ここら辺へんはまだ眠ねむってるようだね
しーんとした街まちは君きみの寝顔ねがおみたいだね
泣ないてる君きみの顔かおが何度なんどか夢ゆめのなかに
寝ねぼけた僕ぼくは夢中むちゅうで繰くり返かえす
君きみの声こえが聴ききたいって 君きみの手てを握にぎりたいって
君きみを強つよく抱だきたいって 君きみのことをもっと

昨日きのうの嘘うそと作つくりかけた歌うた
一日いちにちたったら忘わすれているはずさ

目白通めじろどおり抜ぬけてくいつも通どおりの道みちさ
おはようの紅茶こうちゃをすすり おやすみのひざまくら

通とおりに面めんした部屋へやの窓まどから
君きみが大おおきく手てを振ふっているはずさ

目白通めじろどおり抜ぬけてくいつも通どおりの道みちには
花咲はなさき誇ほこる街並まちなみが空そらの下したでひざまくら

目白通めじろどおり抜ぬけてくいつも通どおりの道みちさ
待まちくたびれた君きみを残のこしてこのまま通とおり過すぎるのさ
おやすみ僕ぼくのひざまくら