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よみがな
十万度じゅうまんど太陽たいようきしめたとき
砂漠さばくになったぼくあたま
けるかぜやされるたび
なみだあめ水滴すいてきがきらめいた

指先ゆびさきれるだけ

だれむねおとてず粉々こなごなになるだろう
その欠片かけららばっても あつめたりしないで
満月まんげつこうになにていたの?
くだけたほしうみ

十万度じゅうまんど体温たいおんきしめてくれた
あののことをたすけたいなら

指先ゆびさきれるだけ
きずあとをひらくだけ

なにもかもをらしして粉々こなごなになっても
かがやくためやしたもの わすれたりしないで

満月まんげつこうのやみていたの?
くだけたほしうみ

だれむねおとてず粉々こなごなになるだろう
その欠片かけららばっても あつめたりしないで
満月まんげつこうで 満月まんげつこうで
満月まんげつこうでかみていたの?

くだけたほしうみ
ながぼし最期さいご