文字サイズ
よみがな
かぜささやきは 永久とこしえ
いま れた息吹いぶき最後さいごうた
いかにくしみが 宿やどるのは
また どろまみれし こころなか

とおそらにその手掲てかかみゃくをうつ樹々きぎ
まよいもないつよさのてに何思なにおも

そのこえをひそめてうたうのは
はかなゆめでも
くりかえいのちいま
やみともすから

どんなことかなわぬは
そう 大地だいちひび無言むごんおと
すくいのいとさえ つかめずに
ほら 棚引たなびくもなげいている

いつかうみげたいのおしえてしい
あらそいのなか 見失みうしなった眼差まなざしを

このそらいのちには
宿命さだめがあっても
ることをおそれずいた
あのはなのように

このそらいのちには
宿命さだめがあっても
ることをおそれずいた
あのはなのように

そのこえをひそめてうたうのは
かなしみとしても
くりかえいのちいま
やみともすから