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よみがな
なまり空重そらおも
真白まっしろよどんだ太陽たいようくだけて
耳鳴みみなりをとがらせる

ひゅるりひゅるりひくいツバメが
8はちなぞってビルのたにかけ
もうじきに夕立ゆうだち

曇天どんてんみちかさわすれて
ある彼女かのじょあめおびえてるので
ぼく弱虫よわむしぶらげてそらあお

あちらこちらあんよは上手じょうず
珈琲屋こーひーやって一休ひとやすめたら
かえれないかえらない

曇天どんてんみちをぶらりぶらぶら
ある二人ふたり足軽あしがるのごとく
危険好きけんずきのだれかのふりをする小心物共しょうしんものども

曇天どんてんみちかさわすれて
ある彼女かのじょあめおびえてるので
ぼく弱虫よわむしぶらげてそらあお